水平社(全国水平社)とは?

水平社(全国水平社)とは?

 いわゆる被差別部落の人々が差別と貧困からの解放を求めて結成した自主的大衆的な部落解放運動の全国的な団体。1918年(大正7)の米騒動を契機とするデモクラシー風潮の高まりと、労働者・農民などの社会運動の発展のなかで、部落の青年たちは従来の恩恵的な部落改善政策や欺瞞(ぎまん)的な同情融和運動に批判的となり、社会主義の影響も受けて、自らの努力、行動と大衆の団結の力をもって差別からの解放をかちとろうとした。1922年3月3日、京都の岡崎公会堂に各地から約3000人が集まって全国水平社の創立大会を開き、綱領、宣言、決議を採択した。西光万吉(さいこうまんきち)氏の起草した宣言は、水平社運動が人間の尊厳、自由・平等の理念に基づいていっさいの差別・抑圧と闘い、部落出身者だけでなくすべての人間の解放を目ざすことを明らかにした。
人の世に熱あれ、人間に光あれとむすばれた格調の高いヒューマニズム思想のこの水平社宣言は、日本で最初の人権宣言といわれている。
(参考:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)より)


2022年は、全国水平社創立100年にあたります。

世界人権宣言大阪連絡会議は、この「水平社宣言」に学び、差別のない人権尊重の社会づくりにむけて、ひとりひとりが自分の生い立ちや経験、アイデンティティをもとに、自分の言葉で差別のない社会づくりにむけた希望や決意、人や社会を大切にする気持ちを「私の水平社宣言」、「私の人権宣言」として綴ってみませんかと呼びかけました。
そして2021年12月3日の「世界人権宣言73周年記念大阪集会」にて」、6名の方のリレートークが実施されました。

水平社博物館の紹介ページは、こちら。

 

 

(写真:水平社博物館(奈良県御所市))