11月29日(土)午後1:30~ 講師:小川よしのり さん( 紙芝居師 )
場所:ラブリーホール 小ホールでの「 講演と紙芝居 」( 無料 )の申込の締切が14日(金)までになります。
郵送していますハガキの返信、FAX、QRコード、HPから14日までに申込をお願いいたします。

今、新型コロナウイルスに関連した、差別や人権問題が、身近なところで、はびこって来ています。日本赤十字社は、「新型コロナウイルス」には3つの感染症の顔がある、とうったえています。第一の感染症の顔は「病気」そのもの、第二は「不安・恐れ」、第三は「嫌悪・偏見・差別」です。それらに、煽られないように一度冷静になり、立ち止まってみましょう。
以下に示す多くの事例を知ることにより、なぜ新型コロナウイルスを恐れるのか、戦うべき敵は「新型コロナウイルス」であり「隣人」ではない事を再認識してください。
感染を完全に防ぐのは難しい今、感染した人を責める言葉は、やがて自分にも降りかかる可能性があることを知ってください。
新型コロナウイルスの感染が、1日に200人を超えるなど、緊急事態宣言が終わった後に再び感染拡大する中で「東京差別」と言う言葉がテレビやネット・SNSなどで広まっています。
4月27日、大学病院で働く医療従事者の子どもが保育園から、院内の医師が新型コロナウイルスに感染したことを理由に登園を拒まれることがあったと明らかにした。県は「差別があってはならず、医療従事者を応援してほしい」としている。政府や日本赤十字社は、医療従事者に対する誤解や偏見に基づく差別を行わないように求めているが、こうした差別は各地で起きており、タクシーの配車を拒否されたり、病院職員の同居家族が会社から休むことを指示された事例も各地で発生している。
行政の担当者は「誰でも感染することを意識してほしい」と述べ、患者や医療従事者への差別や偏見を持たないよう呼び掛けた。 (参考:岐阜新聞ホームページ)
なぜ日本人は「自粛しない人」をこれほど攻撃したがるのか
会社が入っているオフィスビルの別のフロアで、新型コロナに感染した疑いのある人が出た。テレワークが認められていない派遣社員は出社せざるをえない。「せめてマスクをもらえませんか?」と訴えると、備品を管理する社員から“本当に必要な人のためにとってあるものだから、あげられない”と断られた。工事業者や現場に出向く社員には、マスクを支給しているのに、「私たち派遣は、本当に必要な人には入らないってことですか?」と掛け合ったが、しりぞけられた。 (参考:週間女性PRIME)
2020年2月、二ューヨークの地下鉄の駅でマスク姿のアジア人女性が「病気持ち」「俺に触るな」と罵倒され殴る蹴るの暴行を受けた。ニューヨーク市警(NYPD)は、事件の様子を捉えた動画をソーシャルメディアで共有。新型コロナウイルスに関連したヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性があるとして、女性に被害を届け出るよう呼びかけている。(参考:NEWSWEEKホームページ)
2020年2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」は、日本政府が法律に則って海上において検疫を実施し、3月1日にすべての乗客、乗員の下船が完了しました。乗員・乗客数3711名、PCR検査3618名、陽性者696名、無症状者410名。4月15日までに発表された死者数は13名でした。海外メディアからは、「なぜもっと早く検査をし、下船させるための迅速な対応が取れなかったのか疑問が残る」との批判が高まりました。また、日本人乗客が陰性が確認され下船後に、ご近所から偏見の目で見られるなどの問題もありました。(参考:テレ朝NEWSホームページ)